「第35回 日本伝統漆芸展」
会 期 2018年1月27日(土)~2月19日(月)

*画像クリックでチラシPDFが開きます
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
*最終日は16:00閉館(入館は15:30まで)
主 催 公益財団法人輪島漆芸美術館 公益社団法人日本工芸会
後 援 文化庁 石川県 石川県教育委員会 輪島市 輪島漆器商工業協同組合 朝日新聞社
公益財団法人岡田茂吉美術文化財団 北國新聞社 NHK金沢放送局
日本を代表する工芸として、永い歴史をもつ漆芸。日本伝統漆芸展は日本伝統工芸展の漆芸部会展として、伝統の継承とその錬磨、現代への応用を目指して開かれています。第35回となる今回は、東京・輪島・高松・広島の4会場を巡回し、受賞作7点を含む入選作品全88点を展示いたします。
重鎮から新進まで漆工芸への飽くなき挑戦がうかがわれる本展覧会は、後継者育成に大きな貢献を果たしています。各地の伝統が育んだ地域性をも展望することができるまたとない機会です。磨き抜かれた技と美への探究を、どうぞ心ゆくまでご鑑賞ください。
|
|
「国際漆展・石川2017輪島展」
会 期 2017年11月11日(土)~2018年1月14日(日)
*12月29日~31日は年末休館

*画像クリックでチラシPDFが開きます
本展は漆の国際公募展として1989年(平成元年)にはじまり、今回、第11回目の開催となる。これまで毎年、世界の十数ヵ国から数多くの素晴らしい作品が寄せられており、「漆の新しい広がり」を考える国際的な展覧会として高い評価を得ている。
本展の開催では漆芸品を用いた現代的な生活スタイルや、新しい感性の提案などを広く国内外に求めることにより、漆器産業の活性化と漆芸を通じた国際交流の推進、さらには生活文化の向上が期待されている。暮らしの中の漆を提案するデザイン部門、新しい感性表現として漆を用いたアート部門の2部門により、漆の様々な可能性を探るものである。
|
|
企画展
「没後50年記念 竹園自耕ー蒔絵と図案ー」
2017年9月9日(土)~11月6日(月)

*画像クリックでチラシPDFが開きます
竹園自耕(たけそのじこう 1892-1967)は輪島で初めて帝展で入選を果たした漆芸家です。竹園は尾張から輪島に移り住み蒔絵を伝えた飯田善七の高弟、鈴木繁太郎に学んだ高度な技術で同業間の盟主となり、モダンな図案構成と鮮やかな彩漆を用いて評判を呼びました。1932年の第13回帝展ではその精細巧緻さが場内で随一と評され特選となります。帝展、新文展と入選を重ねていた竹園ですが、1941年の出品を最後に1950年まで出品を控え、輪島漆器軍刀外装会社を設立して戦時中の業界保持に専念しました。その後日展へ復帰するも、徐々に一品制作よりむしろ椀の加飾など実用品製作に立ち戻り、地元の産業を支えました。
その人柄に引き寄せられるように、常に多くの人物が竹園を取り巻いていました。盟友前大峰(まえたいほう)、同世代の漆芸家、美術工芸界への道を志す若者たち…。互いが切磋琢磨しあうことで産地の繁栄を目指した当時の輪島の姿を振り返り、彼らを率いた漆芸家の一人としての歩みを図案や作品とともにたどります。
|