祝 「能登のアマメハギ」がユネスコ無形文化遺産に登録

公開日 2018年12月05日

「能登のアマメハギ」を含む全国10の来訪神行事からなる「来訪神 仮面・仮装の神々」は、正月など年の節目となる日に、仮面・仮装の異形の姿をした者が「来訪神」として家々を訪れ、新たな年を迎えるに当たって怠け者を戒めたり、人々に幸や福をもたらしたりする行事です。

「来訪神」行事は、伝承されている各地域において、時代を超え世代から世代へと受け継がれてきた年中行事であり、それぞれの地域コミュニティでは、「来訪神」行事を通じて地域の結びつきや、世代を超えた人々の対話と交流が深められており、平成30年(2018年)11月、ユネスコ(国連教育科学文化機関)無形文化遺産に登録されました。

 

「来訪神 仮面・仮装の神々」

 甑島(こしきじま)のトシドン(鹿児島県薩摩川内市)

 男鹿(おが)のナマハゲ(秋田県男鹿市)

 能登(のと)のアマメハギ(石川県輪島市・能登町)

 宮古島(みやこじま)のパーントゥ(沖縄県宮古島市)

 遊佐(ゆざ)の小正月行事(山形県遊佐市)

 米川(よねかわ)の水かぶり(宮城県登米市)

 見島(みしま)のカセドリ(佐賀県佐賀市)

 吉浜(よしはま)のスネカ(岩手県大船渡市)

 薩摩硫黄島(さつまいおうじま)のメンドン(鹿児島県三島村)

 悪石島(あくせきじま)のボゼ(鹿児島県十島村)

 

能登のアマメハギ

ユネスコ無形文化遺産に登録された「来訪神 仮面・仮装の神々」のうち、石川県では「能登のアマメハギ」として、天狗や鬼の姿をした神様に扮した者が家々を訪問し、怠け癖を戒めるアマメハギが門前町皆月地区、五十洲地区に伝わり、面様と呼ばれる夫婦の神様に扮した者が家々を訪問し、人々の幸福を願う面様年頭が輪島崎町、河井町で行われています。  

 

□アマメハギ皆月

「ガチャ」と呼ぶ鬼や天狗、猿の面を付けた一行が家々を訪れ、「怠け者はおらんか」と小さな子どもを戒めて回るのがアマメハギで、国の重要無形民俗文化財に指定されています。能登に古くから伝わる正月行事で、家庭の災厄を払う願いも込められています。アマメとは囲炉裏や火鉢に長くあたっていると足にできるアザ状の跡のことで、それをノミやツチではがすのがアマメハギです。耕作が始まる春を前に農民の怠惰を戒めようとしたのがルーツとされ、門前町皆月地区、五十洲地区に伝わるアマメハギは、1月6日に行われていたが、現在では1月2日に行われています。

 

 

 

□面様年頭輪島崎

400年以上前から伝わる厄除け神事で、輪島崎町では1月14日(おいで面様)と1月20日(お帰り面様)、河井町では1月14日行われます。輪島崎町の輪島前神社と河井町の重蔵神社の氏子約210戸によって受けつがれており、国の重要無形民俗文化財に指定されています。男面と女面をつけ夫婦神に扮した2人が氏子の家を回ります。輪島崎町は男子児童、河井町は大人が面様を務めます。面様は言葉を発しないのが習わしで、家の前に立つとサカキの小枝で玄関戸をたたいて来訪を知らせ、無言のまま座敷に上がります。面様は神棚に一礼し、神棚を背に座ると、家の主人が「おめでとうございます」年賀のあいさつをし、初穂(はつほ)を備えて1年の無病息災を祈ります。

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