公開日 2022年09月13日
新商品の特徴
バルサミコ酢とは、ブドウの濃縮果汁を長期樽熟成して作る果実酢の一種です。
この商品は、イタリアのモデナ地方の伝統製法を参考にして、国内産のブドウを用い、築170年の茅葺き古民家(屋根裏)で熟成させたものです。オーク樽で一定期間熟成させた後、輪島漆器職人の高い技術を活かして作られた国産材の熟成容器を用いて更に熟成し、その味と香りの変化を楽しみながら自らバルサミコ酢を仕上げていきます。熟成容器は能登の3種類の産材(欅・桜・アテ)の中から、さらに色は3種類(拭き漆・パールホワイト・黒)の中から選ぶことができます。
新商品の開発期間・費用
- 開発期間 令和2年9月~令和3年3月
- 開発費用 650千円
開発目的・成果
この新商品の開発にあたって、輪島漆器職人との連携によりバルサミコ酢の熟成に最適で付加価値の高い器を完成させたことは、地域資源の活用モデルといえます。
また、輪島市の玄関口である三井町の古民家「茅葺庵」における、輪島バルサミコの熟成見学と郷土料理や輪島バルサミコを楽しめる料理の提供とを組み合わせた体験プランの事業化にも繋がり、地域振興のみならず、能登の伝統的な古民家の今後の活用と保全に向けた取組みとしても期待されています。
新商品開発事業者の紹介 見供 めぐみ
この事業者は、地域おこし協力隊として輪島市に赴任して以来、これまでの経験を活かし、食による地域の活性化に取り組んでおります。