輪島市立新図書館等整備事業設計業務に係る公募型プロポーザルについて、参加者から提出された技術提案書についてヒアリングを実施し、ヒアリングの内容と質疑応答を含め、技術提案書を審査委員会において厳正かつ慎重な審査を行った結果、次のとおり設計候補者を選定しましたので公表します。

設計候補者

株式会社　隈研吾建築都市設計事務所

 

用途：図書館

規模：約3,000m2　地上3階

構造：RC造＋S造

審査委員会の講評

　今回選定された設計候補者からは、「本・情報」が身近な存在として遍く市民の生活に浸透し、まだ知らぬ無限の「知」と「市民」をつなぎ、「多世代交流」の拠点となる『みちの図書館』としての構想や、輪島の街並みに多く見られる「勾配屋根」、「下見板張り」をデザインに採り入れ、深みのある漆黒の上品な意匠と、輪島の玄関口に相応しい輪風建築が提案されました。敷地内の回遊性を高める多様な「みち」がつながり、自然を感じられる開放的なエリア、ぬくもりのある木質素材の内装など、多彩な空間構成なども評価されました。

　　講評[PDF：107KB]